アパート外壁塗装の見積もりで面積が違う|大家が数量と施工範囲を比べる確認表

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アパートの外壁塗装を相見積もりに出したら、A社とB社で塗装面積が違う。単価が安い会社を選べばよいのか、面積が大きい会社に聞き直すべきか、迷っていませんか。

まずそろえたいのは、面積の数字ではなく「どこを、どんな方法で測り、何を塗る見積もりなのか」です。外壁、足場、屋根では対象が異なります。同じ「㎡」でも、そのまま横並びにできるとは限りません。

この記事は、発注前に見積もりを比較する大家さん向けです。面積だけで業者の良し悪しを判断せず、測定根拠・施工範囲・仕様を確認するための手順をまとめます。工事全体の確認項目はアパート外壁塗装の見積もり比較で確認できます。

1.最初に「何の面積か」を分ける

見積書の数量欄を読むときは、工事項目名と単位をセットで確認します。延べ床面積は建物の床の面積であり、そのまま外壁の塗装面積を表すものではありません。足場の数量と外壁塗装の数量にも、同じ値になるとは限らない理由があります。

見積書の項目確認する対象業者に聞くこと
外壁塗装・㎡実際に塗装する壁面どの面が対象で、窓などをどう扱いましたか
足場・㎡足場の施工範囲外壁面積とは別に、どの範囲・高さで算出しましたか
屋根塗装・㎡対象となる屋根面どの屋根を含み、形状をどう反映しましたか
シーリング・m対象の目地や取り合い部分対象箇所と長さ、工法を示してもらえますか
鉄部・付帯部階段、手すり、雨樋などどの部位を、どの単位で数えていますか

上の表は見積もりを整理するための例です。各社の書式や建物によって項目・単位は異なります。「足場も外壁も㎡だから同じ量に直す」といった補正は、大家さん側で行わず、算出根拠を確認しましょう。

2.図面・現地調査・概算のどれで出した数量か聞く

各社に、数量が図面によるものか、現地での測定によるものか、概算なのかを聞きます。現地調査を行った場合も、見えなかった場所や未確認の部分があるかを確かめてください。

住まいるダイヤルも、リフォームの見積もりでは工事箇所、数量、仕様や単価を確認することを案内しています。数量の根拠や「一式」の内訳を確かめる考え方は、外壁塗装の比較でも役立ちます。参考:住まいるダイヤル「リフォーム工事箇所、数量、仕様や単価を確認」。

図面が古く、後から増築・改修した部分がある場合は、その事実を各社に同じように伝えます。図面がない場合も、無理に自分で面積を計算して埋める必要はありません。現地調査で確認できる範囲と、見積もり時点の前提を記載してもらいます。

3.窓・バルコニー・共用廊下の扱いをそろえる

同じ建物でも、窓や扉などの開口部をどう差し引くか、バルコニー内側や共用廊下側の壁を含めるかによって、見積書の数量に差が出ることがあります。ただし、差がある理由を推測だけで決めつけないことが大切です。

  • 窓・扉など、塗らない部分をどのように数量へ反映したか
  • バルコニーの外側・内側・天井のうち、どこが対象か
  • 共用廊下や階段室の壁・天井を含むか、別項目か
  • 外壁の材質が違う部分を別の行で計上しているか
  • 隣地との間など、調査できていない面をどう扱っているか

写真や立面図に対象範囲を示してもらうと、文章だけの説明より照合しやすくなります。大家さん自身が屋根や高所に上って確認する必要はありません。確認できない部分は、業者の調査方法と未確認事項を聞きます。

4.見積もり比較表は「同条件」と「未確認」を分ける

総額だけの一覧では、面積の違いに加えて材料や下地処理の差も埋もれます。各社の回答を次の表に転記し、空欄があれば先に質問してください。「含まれると思う」で埋めないことがポイントです。

比較項目A社B社差があれば確認
外壁の数量・単位記入記入対象面と算出根拠
開口部の扱い記入記入控除の考え方
共用部・付帯部記入記入本体に含むか別途か
材料・施工仕様記入記入商品名、工程、対象部位
下地補修記入記入想定範囲と追加の条件
足場・養生・諸経費記入記入含まれる作業と除外事項
税・見積有効期限記入記入比較時点の条件

数量の単位が同じでも、材料や工程が異なるなら単価だけで優劣をつけられません。同じ条件で出し直せる部分は再見積もりを依頼し、各社から別案がある場合は「基本案」と「追加提案」を分けてもらうと判断しやすくなります。

5.面積の違いを確認する依頼文

件名:外壁塗装見積もりの数量・施工範囲の確認

〇〇アパートのお見積もりをありがとうございます。工事内容を理解して比較するため、次の点をご教示ください。

① 外壁塗装の面積は、どの資料・測定方法をもとに算出していますか。
② 対象の壁面と、窓・扉などの開口部の扱いを教えてください。
③ バルコニー内側、共用廊下、階段室、天井、付帯部はどの項目に含まれますか。
④ 足場の数量は、どの範囲と高さをもとに算出していますか。
⑤ 未確認の部位や概算数量、追加費用となり得る条件はありますか。

可能であれば、写真・図面への書き込み、または数量の説明資料をいただけますと助かります。見積書を変更される場合は、変更箇所と作成日もお知らせください。〇月〇日を目安にご回答をお願いいたします。

他社の金額を下げる材料として切り出すより、まず自社見積もりの説明を求める文面です。回答期限は実際の発注日程に合わせて設定し、管理会社が窓口の場合はそこを通して確認します。

6.説明後も差が残る場合の進め方

施工範囲や算出方法を確認しても差が残る場合は、その差が総額や仕上がりにどう関係するのかを聞きます。大家さんが独自に数量を書き換えるのではなく、業者に説明と必要な修正を依頼してください。

契約前には、採用する見積書の版、対象外の工事、追加工事の連絡・承認方法を記録します。劣化の状態や補修の必要性で判断がつかない場合は、見積もり説明とは別に専門家への相談も検討します。安さだけで工事範囲を削る前に、その影響を確認することが大切です。

よくある質問

面積が大きい見積もりは水増しですか?

数字の差だけでは判断できません。対象範囲、開口部の扱い、算出方法、別項目との関係を確認します。説明を受けても疑問が残る場合は、その箇所を具体的に示して再確認しましょう。

延べ床面積から正しい塗装面積を出せますか?

延べ床面積だけでは、建物の形状や塗る範囲を確定できません。概算の数字を発注数量と同じものとして扱わず、図面や現地調査をもとに業者へ確認してください。

外壁の単価が低ければ総額も安くなりますか?

外壁以外の工事や共通費用もあるため、単価だけでは分かりません。同じ施工範囲と仕様で、別途費用を含めて比較します。

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編集:正直、大家の相談室。編集部/運営:株式会社ONE
表と文例は編集部が作成した確認用のひな形です。個別の契約・管理状況に合わせて調整してください。

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