賃貸の修繕完了報告に写真がない|大家の照合チェック表と管理会社への依頼文

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管理会社から修繕完了と連絡が来たけれど、写真がなく、見積もりどおり直したのか分からない。そんなときは、発注した工事項目、実施した作業、残っている確認事項を一つずつ対応させて報告を依頼します。

写真がないことだけで未施工とは判断できません。また、写真が届いても機能や見えない部分まで確認できるとは限りません。この記事は、遠方の大家さんなどが管理会社を通して完了内容を整理するためのひな形です。

1.まず、何の工事が完了したのかを特定する

物件名と部屋番号、発注した見積書の番号・日付、追加変更の記録をそろえます。複数の工事を同時に進めた場合、「完了」がどの作業を指すかを確認してください。

たとえば水栓の交換は終わっていても、周辺の内装補修は後日という場合があります。作業の終了、担当者による確認、手直しの終了、書類の受領を同じ状態として扱わないことが大切です。

発注内容と完了報告を対応させる
確認する項目残す記録
対象工事見積番号、部屋・場所、工事項目
実施内容施工日、作業範囲、材料・設備の型式
変更内容追加・中止した作業、確認・承認の記録
確認結果誰がいつ、何を確認したか
未完了・手直し内容、担当者、予定日、再確認方法
受領書類写真、保証書、説明書、請求書等

2.写真は全体・対象箇所・変更点を対応させる

近接写真だけでは、どの部屋のどこか分からないことがあります。対象箇所が分かる全体写真と、施工後の状態が分かる写真を、場所名や工事項目と合わせて依頼します。工事前の記録があれば、同じ場所を比較できるようにします。

  • 物件・部屋・場所を区別できる説明
  • 撮影日と、施工前・途中・完了後の区別
  • 設備交換なら機器全体と型式が分かる表示
  • 変更した工事があれば、その箇所と説明
  • 手直しが残っていれば、対象箇所と予定

必要な枚数は工事内容で変わります。「必ず何枚」という一律の条件より、発注項目を確認できるかで相談してください。写真に入居者の私物や郵便物などが写る場合は、確認に不要な情報を含めない共有方法を依頼します。

3.写真では確認できないことを分けて聞く

新品の水栓が写っていても、漏れの確認を誰が行ったかまでは分かりません。設備の動作、接続部、仕上げに隠れた部分などは、工事内容に応じて施工業者の確認結果や記録を聞きます。大家さんが写真だけで専門的な検査を完了させるための表ではありません。

工事途中の写真が残っていない場合、後から同じ状態を撮影することはできないこともあります。存在しない記録を作ってもらうのではなく、残っている資料と追加で確認できる方法を相談します。

リフォネットでは、引渡し時に事業者と仕上がりを確認し、工事の履歴を記録しておくことを案内しています。参考:リフォネット「工事完了後の確認をする」。写真報告は、その確認に必要な情報の一部として利用しましょう。

4.写真・完了内容を依頼するメール文

件名:【修繕完了内容の確認】[物件名・部屋番号・見積番号]

完了のご連絡ありがとうございます。発注内容と照合して記録を残すため、以下をご共有いただけますでしょうか。

  1. 工事項目ごとの実施日と作業内容
  2. 対象場所が分かる全体写真と、施工後の写真
  3. 設備の型式、動作等の確認結果と確認担当者
  4. 当初見積もりから変更・追加・中止した内容
  5. 未完了や手直しがある場合の内容と対応予定
  6. 保証書・取扱説明書など受領できる書類

撮影記録がない項目は、その旨と、別の方法で確認できる内容をお知らせください。[希望日]までに資料または共有予定日をご連絡いただけますと助かります。

請求や支払いの期限が迫っている場合は、確認したい内容と契約上の日程を併せて相談します。写真がないことだけを根拠に、支払いを止められるなどとは判断しないでください。

5.手直しは「対応中」で終わらせず、再確認日を決める

報告を読んで疑問がある場合は、「何となく不安」ではなく、工事項目・場所・確認したい点を一つずつ伝えます。手直しの相談になったら、担当者、予定日、完了後の確認方法まで残します。

未解決事項の管理例
項目記入例
場所・気になる点〇号室・交換した設備の説明書が未受領
確認する相手管理会社担当者から施工業者へ確認
次の対応書類を取り寄せ、共有方法を案内
予定と確認〇月〇日までに回答/受領後に完了記録

上の例は書類の不足ですが、仕上がりや動作についても同様に経過を追えます。原因や責任の判断が必要な問題では、施工業者の説明を受け、必要に応じて資料を見られる専門家に相談してください。

6.次の修繕では発注時に報告方法を決める

工事後に写真を求めるより、発注前に必要な記録を共有した方が準備しやすくなります。工事前・途中・完了後のどの段階を残したいか、対応できる範囲と費用を相談します。既存の報告書があれば、それを利用して重複作業を減らす方法もあります。

見積書、変更記録、完了報告、保証書を同じ物件・部屋・工事単位で保管すると、次回の故障や管理会社変更時にも参照できます。設備を交換した場合は、募集情報や設備台帳の更新も忘れずに確認しましょう。

よくある質問

写真がない工事は未施工ですか?

それだけでは判断できません。作業記録や担当者の確認結果を聞き、現地確認など追加で確かめられる方法を相談します。

完了写真があれば検査は不要ですか?

写真で分かる範囲には限界があります。必要な確認や検査は工事内容に応じて、施工業者や専門家と相談してください。

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編集:正直、大家の相談室。編集部/運営:株式会社ONE
確認表と文例は編集部作成のひな形です。個別の設備・契約・募集状況に合わせて調整してください。

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